大曲捷水路事業
■大曲捷水路事業
大仙市大曲で雄物川は、市街地に接近して大きく蛇行し、また川幅も狭く、洪水氾濫が起こりやすい場所でした。幾度となく洪水による浸水被害を受け、家屋が流失し、多くの尊い人命が失われてきたのです。
たび重なる大きな災害を軽減すべく、国は昭和28 年「大曲捷水路事業」に着手。
この事業は、大きく蛇行していた雄物川をショートカットして直線化し川幅を広げ、町の中心部で合流していた丸子川との合流地点を下流に移すという大工事で、当時としては大規模で画期的なものでした。
大曲捷水路整備事業により洪水被害は軽減し、河川敷は現在、河川公園として野球場、サッカー場、カヌーの船着き場等が整備され、広く市民の親水空間として利用されています。
「大曲花火大会」は、捷水路整備後に約1.6km の直線区間が生まれた事により規模が大きくなり、全国的に有名なイベントとなりました。地域への経済効果も大きく、河川整備の波及効果とも言えるでしょう。