江戸〜明治
年 | 記録 |
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元和4(1618)年 | 西明寺大洪水で川の流れが変わる |
寛永9(1632)年 | 6月大洪水、白髭水と称される |
享保9(1724)年 | 5月仙北・雄勝にて大洪水 |
延享2(1745)年 | 玉川洪水 |
安永6(1777)年 | 7月出羽奥羽大洪水 |
天明5(1785)年 | 玉川洪水 |
文政11(1878)年 | 6月11日、大雨・7月9日、大雨・7月8日、大曲地方にて洪水 |
明治11(1878)年 | 旧6月1日大雷雨・大洪水 被害多し |
明治15(1882)年 | 大風、洪水 |
明治25(1892)年 8月23日 |
秋田市旭川上流で大雷雨、同川筋大氾濫して家屋流失、死者多数。雄物川筋にて道路破損164、堤防決壊62、橋梁流失破損36 |
明治27(1894)年 8月25日 |
雄物川筋及び子吉川筋大雨、稀有の大洪水となり1市161町村で死者330人、負傷163人、行方不明4人、被害家屋は全潰184戸、半潰672戸、 破損7,145戸、流出1,410戸、浸水18,947戸。 |
明治29(1896)年 9月 |
台風による大雨で、雄物川甚だしく氾濫被害面積は22,690町歩。 ※明治27~37年(10年間):平均被害面積 17,865町歩、平均損害額 1,709,666円 |
明治35(1902)年 9月28・29日 |
台風により死者9名、負傷者18名、橋梁他潰倒破壊1,631箇所等、甚大な被害に見舞われる。 |
明治36(1903)年 7月 |
秋田市周辺で低気圧による250mmの大雨。各河川は洪水となり秋田市では床上176戸、床下340戸の浸水 |
明治40(1907)年 5月 |
低気圧の雨により由利郡から秋田市にかけての雨量は70mm、岩見三内で、川除破損9箇所、材木流出2,900尺貫、また秋田市では旭川の逆流で楢山地区では床下浸水推定700戸を出した。 |
明治42(1909)年 4月 |
低気圧による雨と融雪のため秋田市の河川は3m増水、雄物川の逆流で旭川が氾濫し床上+B21748戸、床下788戸の浸水。 |
明治43(1910)年 8月12日 |
雄物川上流で大豪雨。秋田市をはじめ、雄勝・平鹿・仙北・河辺郡など流域一帯で水害発生。 |
明治43(1910)年 9月1〜3日 |
低気圧により雄物川の中・下流域にそれぞれ100mmを越える豪雨で秋田では200mm以上、秋田市では市内の2/3が水に浸り、その深さは3m以上。市民9,000人が山・神社・学校などに避難。床上2,947戸、床下477戸の浸水。 |
明治45(1912)年 7月17日 |
大雨による洪水発生。秋田市・雄勝・平鹿・仙北郡で床上浸水384戸、床下浸水1,632戸。雄勝郡では橋梁流失7。 |
※参考資料/秋田県災害年表
昭和〜平成
洪水生起年月 | 気象状況 | 基準地点椿川 | 被害状況※ | |
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流域平均 2 日雨量 (mm) |
ピーク流量 ( 実績流量※) (m3/s) |
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昭和19 年7 月 | 前線の停滞 | 222 | ― | 死者11 名、流失・全壊戸数19 戸、 (2) 浸水家屋7,279 戸 |
昭和22 年7 月 | 前線の停滞 | 238 | ― | 死者11 名、流失・全壊戸数308 戸、 (2) 床上浸水13,102 戸、床下浸水12,259 戸 |
昭和22 年8 月 | 前線の停滞 | 158 | ― | 死者7 名、流失・全壊戸数113 戸 (2) 床上浸水4,335 戸、床下浸水7,631 戸 |
昭和30 年6 月 | 前線の停滞 | 156 | 3,811 | 死者・行方不明者8 名、 (2) 流失・全壊戸数23 戸 床上浸水11,522 戸、床下浸水21,067 戸 |
昭和40 年7 月 | 前線の停滞 | 126 | 2,807 | 流失・全壊戸数9 戸、 (1) 床上浸水2,885 戸、床下浸水10,162 戸 |
昭和41 年7 月 | 前線の停滞 | 132 | 2,218 | 床上浸水255 戸、床下浸水1,181 戸 (1) |
昭和44 年7 月 | 前線の停滞 | 142 | 2,485 | 床上浸水158 戸、床下浸水2,147 戸 (1) |
昭和47 年7 月 | 前線の停滞 | 182 | 3,298 | 流失・全壊戸数4 戸、 (3) 床上浸水1,465 戸、床下浸水3,439 戸 |
昭和54 年8 月 | 前線の停滞 | 135 | 2,693 | 流失・全壊戸数1 戸、 床上浸水77 戸、床下浸水1,001 戸 (1) |
昭和56 年8 月 | 台風15 号 | 126 | 2,28 | 床上浸水2 戸、床下浸水9 戸 (1) |
昭和62 年8 月 | 前線の停滞 | 157 | 3,258 | 床上浸水534 戸、床下浸水1,040 戸 (1) |
平成14 年8 月 | 前線の停滞 | 126 | 2,303 | 床上浸水159 戸、床下浸水351 戸 (3) |
平成19 年9 月 | 前線の停滞 | 157 | 3,121 | 床上浸水35 戸、床下浸水238 戸 (1) |
平成23 年6 月 | 前線の停滞 | 168 | 3,463 | 全壊戸数1 戸、 床上浸水120 戸、床下浸水325 戸 (1) |
【出典】(1)秋田県消防防災課調べ、(2)秋田県災害年表、(3)水害統計から記載
※被害状況:死者・行方不明者、流失・全壊戸数には土砂災害を含む場合が有る
(昭和30 年代以前は内訳不明。平成23 年の全壊戸数1 戸は土砂災害による)床上浸水戸数、床下浸水戸数には内水によるものを含む
※実績流量:観測水位からHQ 式を用いて算定