人々の米代川への意識及び川の利用に対する問題点・どうすれば川との接点が増えるか把握することを目的とし、米代川直轄区間の6市町村の流域の方々を対象とした川水浴・川遊びへの意識を、アンケートにより調査しました。
 ヒアリング調査では、これまでの米代川と人々との関係や川での遊び方などについて多くの情報、さらに川で遊ばなくなった要因を収集することができた。  ここでは、現代における子供たちの川水浴や川遊びの状況やこれらに対する親や学校の意見、今後の川での活動に対する意向などの住民意識をアンケートにより調査した。アンケート調査は、能代市・二ツ井町・鷹巣町・田代町・大館市・比内町の米代川に近い小学校の4〜6年生とその保護者、および教師の方々にご協力いただいた。
調査の概要についてはこちら→/1/2/3/4/5/6/7/8/ 

1.小学生の遊びと川との関係
現在、ほとんどの小学生は米代川と日常的な関係を持っておらず、川で遊んだ経験をもつ子供も少ない。また、経験がある小学生も水泳や水遊びとなると、その数は急激に少なくなる。子供たちの遊び方がかわってきていることはもちろんのこと、彼らをとりまく大人たちの影響が大きいと考えられる。

多くの小学生は、ふだん家の中であそんでいる。
川の遊びは水泳よりも、石投げや釣り
子供たちの川遊び体験の有無は、家庭や学校など周囲の環境に影響される。
2.子供たちの川水浴・川遊びへの意向と大人たちの意識
アンケート結果によると、川で遊んでみたいと望んでいる子供たちが多く見られるが、親や教師はケガや事故が心配であり、現状ではあまり遊ばせたくないようである。しかし、子供たちが川で活動する機会があれば、積極的に協力しようとする意向である。

子供たちは川で遊んでみたい気もするが、親や教師は事故が心配である。 大人たちは川遊びの経験があり子供たちの活動には積極的だが、川に対する知識が不足。
3.その他

子供たちを川で活動させるために、「安全な場所」と「川の地図」が望まれている。
大人たち自身が川で遊ぶ場合でも、「安全な場所」と「川の地図」必要。

〒016-0121 秋田県能代市鰄渕字一本柳97-1
電話番号/0185-70-1001(代表)