No.229 平成22年3月15日
発行 御所湖の清流を守る会
盛岡市繋字山根192-4(御所湖管理所)
TEL 019-689-2216
FAX 019-689-2271
美しい八郎湖の再生に取り組んでいる秋田県の職員や、周辺で活動しているNPO等28名が御所湖の清流を守る会の活動状況を視察するため
訪れました。一行は御所ダムを見学してから盛岡手づくり村に移動し、高橋会長から活動状況の報告や意見交換を行いました。
高橋会長からは、「御所湖の清流を守る会の発足経緯や“御所湖が地域の宝として汚してはいけない”いう強い使命感のもと地域住民、企業、
行政が連携して29年活動が継続されている。更に継続していくためには次代を担う子供たちと一緒に活動していくことが大事」と話がありました。
秋田県の参加者からは、地域全体での取り組みに大きな関心が寄せられていました。当日は、北上川流域連携交流会の軍司さんからも川に関するNPOの
取り組み状況の報告があり、3時間に及ぶ視察が終了しました。
■秋田県の西部、男鹿半島のつけ根にある八郎湖。かつては「水一升の魚4合」と言われるほど魚の宝庫だったそうです。戦後の食糧増産のための干拓から
約50年。近年、外来魚の繁殖や水質悪化によるアオコの発生などの問題が起こりました。そこで、平成15年度から、八郎湖の再生に向けた住民主体の
共同ネットワークを目指して、秋田県は「環八郎湖・水の郷創出プロジェクト」を実施しています。
■活動内容としては、水源である森林の間伐や伐採、枝打ちを行い、切り出した間伐材を湖岸の消波堤として使用する。また、ブラックバスを捕獲し、
魚粉に加工して「八郎湖を元気にする野菜」を育てる肥料に利用するなど、様々な分野から八郎湖の再生を目指しているようです。
■ある団体の合言葉は「100年後の子供たちへの贈り物」だそうです。この思いは、御所湖の清流を守る会の活動にも共通するものではないでしょうか。
3月に入って二度の大雪。沿岸北部では、3月の積雪量が観測史上最大を記録するなど、交通機関の乱れや早朝からの雪かきに追われたようです。
御所ダム管内の積雪はというと標高1,160mの網張観測所では、季節の前半は平年並みで、1月に入ってまとまった降雪があったものの、3月1日の積雪は
過去5年間で最も少ない量になりました。その後、3月に入って積雪が有り、3月15日現在の積雪量は181センチです。これから、気温の上昇による
融雪出水が予想されますので、ダムからの放流の際は、警報や電光掲示板等の情報に注意してください。また、雪解けとともに、風に飛ばされた家庭ゴミや
農業関係のゴミなどが、水路に集まり、川へ流れ込んでくることがあるようです。各自のマナーや、日常の注意で川へ流れ込むゴミを減らすこともできそうです。
雪解けともに、身の回りの点検をしてはいかがでしょうか。
清掃場所・時間等問合先:岩手河川国道事務所 盛岡出張所
電話 019−636−0368 FAX 019−636−1047
〔主催〕国土交通省 東北地方整備局 岩手河川国道事務所
北上川水系水質汚濁対策連絡協議会
■4月26日 鯉のぼり掲揚式 場所:雫石町内下久保 雫石園地
(4月26日〜5月6日 鯉のぼり掲揚 予定)
■5月10日 御所湖の清流を守る会 幹事会
■5月下旬 御所湖の清流を守る会 役員会・総会
Copyright(C) KitakamiRiver Integrated DAM Management office. All Rights Reserved