No.218
平成21年4月15日
発行 御所湖の清流を守る会
盛岡市繋字山根192-4(御所ダム管理事務所)
TEL 019-689-2216
FAX 019-689-2271
1.御所ダムの近年5年間の管理状況を評価 | 2.水質事故に注意 |
3.御所湖広域公園もオープン | 4.御所湖の清流を守る会からのお知らせ |
御所ダムの管理状況が適切かつ効率的に行われているかを審査する「ダム管理フォローアップ委員会」が3月13日に仙台で開催されました。
委員会は河川工学や環境などの学識経験者で構成され、過去5年間の洪水調節の実績や効果、かんがいや上水道など水がどのように使われたか、また湖での土砂の溜まり具合、水質、周辺環境の生物の状況変化など多岐にわたり審議されました。
審査の結果は、洪水調節などの治水機能やかんがい、上水道、発電などの利水機能は十分に効果が発揮されていると評価されました。
一方、環境の変化については近年、魚のオオクチバスや植物ではアレチウリ、オオハンゴンソウ、また貝類でコモチカワツボなどの外来種が確認され、今後の動向に注意する必要があると指摘を受けました。
特に、平成19年に初めて御所ダム流域で確認されたコモチカワツボ(ニュージーランド原産)は、ゲンジボタルの餌となるカワニナによく似た貝類ですが、ホタルを含めて生態系に及ぼす影響が計り知れないと危惧されている種です。
ゲンジボタルの餌などとして持ち込んだり移動させることは危険な行為ということです。
(この内容は他のサイトからの引用で作成者及び管理者の同意を得て掲載しています)
コモチカワツボの見分け方
コモチカワツボ(New Zealand mud snail, Potamopyrgus antipodarum)は最大4 〜 5 oの小さな巻貝で、在来のカワニナの稚貝と似ていますが、殻口の形の違いで見分けることができます。
平成21年3月27日10時30分に役場から「ホームタンクから灯油が流出し、御所ダムに入った可能性がある」という緊急情報が御所ダムに入りました。
早速、維持工事業者に出動を指示するとともに吸着マット等資材を車に積込み現場へ急行しました。現場では警察、消防、役場職員等が既に対応しており、幸い御所湖への流出は確認されませんでした。
今回の事故は、ホームタンクからポリタンクへ灯油を移す途中でその場を離れ翌朝ホームタンクが空になっていたというもので、タンクの残量が少なかったことなどから大事に至らなかったものです。
それでも、流出した油の回収や清掃などに数十万円の費用がかかっており、この費用は全て原因者が負担することになります。
御所湖の水は盛岡市の水道や、ダム下流の水田などにも利用されています。油流出事故は地域に大きな被害をもたらすとともに原因者にも多大な負担が生じます。事故を起こさないよう、施設の改善や取扱いには十分な注意が必要です。
日中の気温も暖かくなり、休日には外へ出かけて体を動かすことも多くなるシーズンです。御所湖周辺の施設も続々とオープンしています。
春の訪れと共に動物も顔を出しました。3月24日に車で塩ヶ森水辺園地付近を通過中に目に止まる物体が…車を止めて見ると、こちらを振り返る『カモシカ』でした。目撃した当所職員は、「目が合った!」と、近距離での遭遇に驚いていました。
御所湖周辺では、これまでも色々な動物たちの目撃情報が届いています。近くに遊びに来た際はもしかしたら会えるかもしれませんね。
4月23日 鯉のぼり掲揚式
5月上旬 御所湖の清流を守る会 幹事会
5月下旬 御所湖の清流を守る会 総会
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