No.213
平成20年11月15日
発行 御所湖の清流を守る会
盛岡市繋字山根192-4(御所ダム)
TEL 019-689-2216
FAX 019-689-2271
@矢巾東小学校の4年生が元気いっぱいに見学 | A神奈川県からいらっしゃいました |
B第10回 御所湖畔植樹会開催 | C御所ダムを専門家が検査 〜 健全性確認 〜 |
秋風が強く吹き、にわか雨がぱらつく中、御所ダムの職員はバスの到着を待っていました。外での見学ができるだろうかとの心配をよそに、元気な子供達が雲の切れ間の太陽と一緒にやってきました。
矢巾町立矢巾東小学校4年生の104名は、"総合的な学習の時間"で『火力発電』『水力発電』『送電』の3つの中から各自でテーマを選んで学習しており、また、以前に東北電力さんから火力発電についてのお話を受けていることから、予習を十分しての見学とのことでした。
御所ダムでは『ダムの役割』の説明を子供達は熱心にメモを取りながら聞いていました。事前に質問したいことを考えてきた子供達は、活発に質問を行い疑問が解決すると「おぉ〜!」と歓声をあげていました。
次に、岩手県企業局 御所発電所で『水力発電』について説明を受けました。水力発電で使う水の量が、1秒間に最大60m3で25mプールを約5秒間でいっぱいにする量だと知り驚いていました。最後の感想では、「授業で勉強したけれど、実際見学してみたらよく分かった」「水力発電はとても環境に優しいエコだと思った」などの意見が出ていました。
10月31日、神奈川県の愛甲郡町村会の清川村長、愛川町長をはじめとした方々が訪れました。清川村には平成12年に宮ヶ瀬ダムが完成し、御所ダムと同様に1年間を通じて多くの方が訪れているそうです。
御所ダム周辺の観光施設や、岩手県立御所湖広域公園、盛岡手作り村、小岩井農場などの視察と意見交流が行われました。
10月19日(日)御所湖畔植樹会が『ワイワイ手つなぎプロジェクト』の主催で行われました。植樹会は今年で第10回を迎え、これまでに330本もの桜の苗木が御所ダムに植えられています。
今年は、19組100名を超す参加者が集まり、小さな子供達も、お父さんやお母さんと一緒に一生懸命苗木を植えていました。また、作業の後は盛岡手づくり村へ移動し、繋温泉の方々特製の"アツアツ芋の子汁"で体を温めながらの昼食会となりました。
桜の苗木は、20〜30年程度で上記の写真のような立派な樹木になり、キレイな花を咲かせるそうです。親御さんは、お子さんの成長と樹木の成長を願っての植樹会になったのかもしれません。
11月10日と11日の2日間にわたり御所ダムの定期検査が行われました。これは3年に1度の割合で実施されるもので、御所ダムの操作が適切に行われているか、ダム本体の安全が保たれているか、各施設の状況がどうなっているかなどについて専門家が検査を行うものです。
今回は、仙台市にある東北地方整備局から検査官1名の他に土木、電気通信、機械の各分野の検査補助者3名で検査を行った結果、御所ダムの管理は全般に良好に行われているが、オリフィスゲートの状況については監視していくよう指導がありました。御所ダムは健全に管理されていることが確認されました。
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