御所湖ニュース No.211
平成20年9月15日

発行 御所湖の清流を守る会
盛岡市繋字山根192-4(御所ダム)
TEL 019-689-2216
FAX 019-689-2271


211号の内容

@ダム自然塾開催
Aビオトープって何だろう?
B御所湖の清流を守る会からのお知らせ

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ダム自然塾開催

 

 ダムの目的やその周辺の環境・生活に対するダムの役割について、実際にダム周辺の環境、水源地域で行われている活動やダム管理を体験的に学び、水源地域の将来有るべき姿を考えることにより、ダムに対する認識を深めることを目的としたダム自然塾が今年も開催されました。
 8月18日から22日までの5日間に亘って行われた研修には、岩手大学などの学生3名が参加し旧松尾鉱山に関連した新中和処理施設や鉱山跡地の植林状況などを見学したほか、川の生物調査、小岩井農牧の環境保全への取り組みなどについても学習しました。

 御所ダム周辺では、カヌー体験などを通しながらダム完成後自然に形成された上流域のビオトープでエゾミゾハギの観察や水辺の安全講習などを学びました。
 また、御所湖広域公園施設の見学をしながら周辺の利活用状況を確認しました。

 自然塾の後半は、四十四田ダムを通して、堤体巡視や操作演習などダム管理の実務も体験し無事修了することができました。
 参加者からは「実際にカヌーに乗って直接水辺に触れるなど色々なことを体験することができて良かった」という感想が寄せられていました。


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ビオトープって何だろう?

ビオトープとは生物が生活あるいは生息する場所(環境)。「生息場所」「すみ場」にあたる。御所ダム周辺図

 御所ダムの周辺でも、下久保地区と兎野地区では、夏季の水位が低下する3ヶ月間(7月〜9月)だけ湿地が現れます。
 この地域では、御所ダムを建設する際、湖岸堤を築くための土砂、また、下久保地区からは、ダムを作るための材料を採取しました。そのため、ダム建設当初は、土砂を採った後のくぼ地や、自然の地形が残されていました。しかし、その後15年程度で人為的に手を加えずに現在の湿地が形成されました。
 兎野地区のエゾミソハギ群生地(開花は8月)をはじめとした植物や、野鳥を眺めながらの散策には、野菊公園休憩所なども便利です。

  

 今年も『森と湖に親しむ旬間』行事の一環として、御所ダム周辺の盛岡市繋地区及び雫石町内の小学校児童を対象に「御所湖の清流を守るポスター」を募集したところ、5つの小学校から137点の作品が集まりました。応募してくださった児童のみんなさん、並びに、小学校の先生方御協力ありがとうございました。
 作品は、厳正なる審査にて入賞作品を選定後、盛岡市などでの展示会を開催する予定です。日程・場所などは御所湖ニュースでお知らせしていきますのでおたのしみに。


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御所湖の清流を守る会からのお知らせ

御所湖周辺では、9月以降以下のような行事が予定されています




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