No.204
平成20年2月15日
発行 御所湖の清流を守る会
盛岡市繋字山根192-4(御所ダム)
TEL 019-689-2216
FAX 019-689-2271
@ 山麓の雪原に小学生が集合 | A 真冬の自然観察会が開催される |
B 昨年の入賞作品を配したポスターを作成 | C 御所湖の清流を守る会からのお知らせ |
一面の雪野原で、暗くなるまで子供達が雪遊びに興じている。半世紀前の日本国内では、雪国であればどこでも見られたこのような光景も、社会経済の発展に伴って、最近は目に触れることも少なくなりました。都市化が進み、暖房の行き届いた住宅の、暖かな室内で冬を過ごす子供達。冬の自然の厳しさに遭遇することもない反面、自然の楽しさを知ることもない生活。
渋民村寺子屋教室は、子供達に冬の自然の楽しさを知ってもらおうと、昨年御所ダムビジョンネットワークの会と共同で、一つのイベントを立ち上げました。2回目となる今年は、昨年のノウハウを生かし実行委員会を設立し、単独での開催となりました。名付けて「寺子屋チャレンジ体験・冬の雪遊びin相の沢」。
1月26日、近隣の小学生やその父兄等が、集合場所となった盛岡市玉山区の宝徳寺前に集まりました。イベント会場の滝沢村相の沢地区まではバスで1時間程かけて移動し、午前10時からは参加した子供達が各グループに分かれて、かまくらを作ったり雪合戦をするなどしながら、冬の一日を楽しんでいました。現地には積雪も十分あり、雪遊びには最適な環境が用意されていたようです。
午後からは、温泉施設の「お山の湯」に場所を移し、温泉で十分な休養を取った後、集合場所まで戻り、一日の行程を終了しました。
到着した現地で記念撮影 |
かまくら作りを体験 |
手作りのスロープでそり滑り |
御所湖周辺を会場にした真冬の自然観察会が、1月20日の日曜日に御所湖広域公園の指定管理者でもある小岩井農牧(株)の主催により行われました。今回は御所ダムビジョンネットワークの会が共催団体となって行われたもので、冬の湖畔の自然を楽しんでもらうイベントになりました。
参加者の皆さんは、当日の午後1時30分までに、白鳥の飛来地となっている御所湖広域公園の御所大橋北園地に集まり、自然観察ガイドの足澤匡さんの案内で、北園地周辺の雪原を時間をかけてゆっくりと散策しました。
この冬は当初から気温も下がり、例年通りの降雪もあった為、御所湖の周囲は雪に覆われ冬らしい景観が出現しています。雪の上にはリスやウサギの足跡が残っており、林の中ではミズキやクルミ、ニガキそれにホウノキ等が確認されています。参加者の皆さんは、雪原を歩きながらガイドの説明に耳を傾けていました。
匡さんの案内で、北園地周辺の雪原 |
ガイドが木々の冬芽について解説 |
御所湖の清流を守るポスター |
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