緊急情報/防災情報 |
平成20年10月7日 13時00分 |
東北地方整備局 岩手河川国道事務所 |
【砂防防災情報】 (注意体制)岩手県内陸南部を 震源とする地震災害について(第44報) |
平成20年6月14日に発生した「岩手・宮城内陸地震」に伴う土砂災害について、岩手河川国道事務所では、緊急対策工事及び現地状況の監視を継続しておりますが、工事の進捗並びに降雨期(7〜9月)における観測データより、今後崩壊が拡大する可能性が低い状態にあること、また多雨期間が終了したことから、岩手河川国道事務所では、土砂災害対策支部を「警戒体制」から「注意体制」に移行します。 なお、今後も現地状況の監視を継続するとともに、関係機関と連携しながら災害復旧の早期進捗を図って参ります。 |
1.これまで応急・復旧対策 ○ 市野々原地区における仮排水路の施工が7月上旬に完了。 ○ 産女川地区の除石工事は順調に進捗。(9月末時点で約3万m3の除石を完了) 2.観測データの状況 ○ 地震発生から9月末までの降雨は以下のとおりであり、大規模な二次災害は発生していない。 市野々原地区: 時間最大16o 累加最大104o 産女川地区 : 時間最大20o 累加最大141o ○ 6月19日の観測開始以来3ヶ月が経過し、降雨による局所的な不安定化は見られたが、全体的に観測データは沈静化傾向。 3.今後の予定 ○ 対策工事を継続。 ※産女川地区の除石工事を継続するとともに、市野々原地区の恒久対策に向けた調査・計画、対策工を実施します。 ○ 監視体制を継続。 ※水位計・雨量計・ワイヤーセンサー等による遠隔監視を継続実施します。 ※監視体制は緊急対策工事完了まで継続し、必要に応じて関係機関への情報提供を行い、2次災害発生の防止に努めます。 4.岩手河川国道事務所の体制状況 ○平成20年 6月14日 8時43分〜 地震災害対策支部 非常体制 ○平成20年 6月17日 12時00分〜 土砂災害対策支部 非常体制 ○平成20年 7月10日 18時00分〜 土砂災害対策支部 警戒体制 ○平成20年10月 7日 13時00分〜 土砂災害対策支部 注意体制 〈発表記者会:岩手県政記者クラブ〉 |
問い合わせ先 |
国土交通省 東北地方整備局 岩手河川国道事務所 盛岡市上田四丁目2−2 河川副所長 : 稲葉 護 調査第一課長 : 若公 崇敏 (調査第一課直通TEL:019-624-3466) |