TEC−FORCEとは
TEC-FORCEは、国土交通省の職員が被災現場に出向き、被災状況調査、災害対応についての技術的助言、災害対策用機械による応急復旧等について支援します。
リエゾン(災害対策現地情報連絡員)を通じて、被災した自治体での支援ニーズを把握し、効果的な支援の早期実現へ向けてお役に立つよう動きます。
主な支援内容
被災した自治体が管理する施設を調査します。
TEC-FORCE隊員は、被災の規模に応じて全国から隊員を集結し、河川や砂防、道路などの自治体が管理する施設の被災状況を短期間で調査し、報告することができます。
被災現場の進入ルートを確保します。
通行可能なルートを確保するため、道路情報の提供や、国の管理する道路以外でもガレキなどを撤去し、道路啓開(緊急通行車両が移動できるルートを切り啓くこと)や応急復旧を支援します。
災害対策用機械を派遣します。
国土交通省が保有する災害対採用機械を貸与することができます。
1.対策本部車
災害現場での現地対策本部として使用
2.衛星通信車
災害現場での通信網を確保するため使用
→過去の災害支援活動記録
(東日本大震災、情報通信班)
3.排水ポンプ車
浸水した土地等の排水に使用
4.照明車
災害現場等の夜間照明として使用
5.待機支援車
災害現場での休息等に使用
6.応急組立橋
早期の交通路確保のための仮橋として使用
7.遠隔操縦対応型バックホウ
遠隔操作による作業のほか、分解して輸送が可能
8.小型衛星画像伝送装置(Ku-sat)
通信衛星を利用した動画像伝送
→過去の災害支援活動記録
(東日本大震災、情報通信班)
自治体からの支援ニーズを把握します。
災害が発生又は発生するおそれのある場合には、直ちにリエゾンを派遣し、被災した自治体での情報収集や支援ニーズの把握を積極的に行います。
資材を提供します。
国土交通省が保有する災害復旧用資材を提供します。費用負担を伴いますが、災害復旧事業等の対象になるものは、国の負担で賄うことが可能となります。