内川流域  直轄砂防災害関連緊急事業

直轄砂防災害関連緊急事業は、大規模な土砂災害について、放置すれば次の出水により容易に流下し、下流に著しい二次災害を及ぼす恐れのある場合に緊急的な対策を実施する事業になります。

内川流域直轄砂防災害関連緊急事業では、令和元年東日本台風の大雨により、内川流域一帯で山腹崩壊が面的に、多数発生したことで、大量の土砂流出、更に大量の雨量により、下流に押し流され、内川、五福谷川、新川の河道は土砂で埋塞し、土砂・洪水氾濫によって壊滅的な被害が発生しました。

また、崩れた斜面や山間部に崩れ残っている不安定な大量の土砂、流木が今後小規模の降雨量でも流出し、甚大な被害を発生させる恐れがあるため、保全対象の住家等の背後に、砂防堰堤工、強靱ワイヤーネット工を新設、また下流河川の内川、五福谷川、新川への土砂流出による河道埋塞等を防止するために、床固工を新設しております。

内川流域に設置した強靱ワイヤーネット

内川水系五福谷川に設置した床固工